概要
株式会社ライズ・コンサルティング・グループ様のコーポレートサイト・CMSのリニューアルを担当しました。事業拡大に伴い、対外的な情報発信の高度化、採用ブランディングの強化、株主・投資家向け情報の整理が求められていました。保守コスト削減・編集性向上・顧客データ活用の高度化を目的として、HubSpot CMSを基盤とした全面リニューアルを実施しました。
クライアント
株式会社ライズ・コンサルティング・グループ様は、戦略立案から実行支援までを一気通貫で提供する独立系コンサルティングファームです。大手企業を中心に、DX推進・業務改革・組織変革など幅広いテーマに取り組み、実行力を強みとした伴走型支援を展開しています。
課題

以下の3サイトがそれぞれ独立して運営されており、情報の連動がない状態でした。
・コーポレート&採用サイト
・実務ナレッジを発信するインサイトサイト(ホワイトペーパー・セミナー情報等)
・ウェルビーイング経営に関するトピックを発信するサイト
コーポレートサイト内ではサービス紹介ページの重複が多く、コンテンツの分散によりSEO評価が低下傾向に。CSSアニメーションや複数プラグインの同時動作による表示速度の低下も、ユーザー体験の課題となっていました。
インサイト記事の投稿画面は一般的なエディター形式ではなく、複雑な編集フローが更新負担の増大につながっており、広報・採用部門が自走して更新できる体制の整備が求められていました。
また、顧客情報を扱う企業であり上場企業でもあることから、高水準のセキュリティ要件への対応が必須。CMS選定・設計の段階から、厳格な権限管理を前提とした構築が不可欠でした。
リニューアルのポイント
分断されていた3領域の情報を再整理し、HubSpot CMS上で統合管理できる構造へ刷新しました。
<情報設計の再構築>
重複コンテンツを洗い出して掲載優先順位を整理し、ページ数を削減しながら情報密度を高めることでSEO評価の分散防止を目指しました。
トップページは、会社ロゴと象徴的なビジュアルを軸にビジョンを前面に打ち出す構成へ変更。ファーストビューの画像・ビジョン表現・ロゴ配置については数ヶ月にわたるディスカッションを経て、ブランドの方向性を明確化しました。また、「会社説明」よりも最新情報を前面に配置することで、リアルタイムに情報を発信し続ける企業であることを印象づける設計としています。
<CMS設計の見直し>

広報・採用部門が頻繁に更新するページ(役員プロフィール・募集要項・インサイト記事など)を中心に、直感的な編集が可能なモジュール構造を設計。
リアルタイムプレビュー機能の実装、更新頻度の高い箇所のテンプレート化、編集可能範囲の明確化により、更新作業時間を約4分の1に削減しました。インサイト領域はページ構築も社内で完結できる設計とし、情報発信のスピード向上を実現しています。
abyのソリューション

構想段階から参画し、情報整理・UX設計・HubSpot CMS構築・Salesforce連携・セキュリティ設計まで一貫して支援しました。
<高度な権限設計とセキュリティ要件への対応>
顧客情報を扱う上場企業として厳格なセキュリティ要件があったため、担当者とともに権限体系をゼロから整理しました。閲覧・編集・公開の各権限とユーザーグループの設定を組み合わせることで、ページ単位・機能単位での柔軟な権限制御を実装。安全性と運用効率の両立を実現しています。
<HubSpot CMS設計の最適化>
HubSpot CMSの導入実績が社内でも少なく、スキルアップの機会ともなりました。将来的に使用しない可能性がある機能領域まで含めてマニュアルを精読し、仕様制限や挙動を深く理解したうえで設計を実施。プラットフォーム側でサーバー保守管理が担保されるHubSpotの特性を活かし、インフラ保守の負担やセキュリティアップデートのリスクを最小化しました。
<Salesforce連携とデータ基盤の整備>
従来はSalesforceのみに蓄積していた顧客データを、本リニューアルでHubSpotにもデータを連携。HubSpot上での顧客分析やレポート作成が可能となり、マーケティング活用の幅が広がりました。データドリブンな意思決定を見据えた基盤整備を実現しています。
<フォーム最適化と不正入力対策>
お問い合わせフォームに文字数制限・リアルタイム文字数表示・上限超過時のアラート表示を実装し、不正入力とサーバー負荷の増大を防止。セキュリティとユーザー利便性の両立を図っています。
導入後の効果

- 重複ページ削減によるSEO評価の改善
- 表示速度向上によるユーザー体験の改善
- 編集作業時間を約25%削減
- 広報・採用部門による自走運用体制の確立
- HubSpotでの顧客分析・レポート活用が可能に
- 柔軟な権限設計による高水準のセキュリティ担保
- サーバー保守管理負担の軽減
単なるサイト刷新ではなく、「情報・運用・データ基盤の再設計」を実現し、企業の成長を支える発信基盤へと進化しました。